ネコでの感染事例:香港

2020年4月1日

香港でCOVID-19と診断された患者のペットの猫が、ウイルス検査の結果、陽性反応が得られた、と香港特別行政区(HKSAR)政府は3月31日火曜日に伝えました。

香港国内の短毛の猫は、飼い主がCOVID-19と確認された後、月曜日に香港-珠海-マカオ橋の香港港の動物飼育施設で検疫のために送られました。香港政府のAFCDが検査のために猫からサンプルを採取したところ、口腔内、鼻腔内、直腸内のサンプルからCOVID-19ウイルスの陽性が確認されました。

猫は病気の兆候を示していない、とAFCDのスポークスマンは火曜日に公表しました。部門は猫を密接に監視し、繰り返しテストを行うとしています。

これは2頭の犬がウイルス検査を実施し、PCRテストの繰り返で、弱い陽性または陽性結果が得られたケースに続く、香港で陽性の結果が得られた3例目の動物です。

AFCDは今後も香港特別行政区政府の保健局と協力して、関連するケースに対応していくと広報担当者は述べている。

公衆と動物の健康を確保するために、AFCDはCOVID-19に感染していると確認された人のいる家庭の犬や猫を含む哺乳類のペット動物をAFCDの施設で検疫下に置くよう強く勧告してます。

スポークスマンは、現在のところ、ペット動物がCOVID-19の感染源になりうるという証拠はないことを強調しています。ペットの飼い主は常に良好な衛生習慣を維持すべきであり、いかなる状況下でもペットを見捨てるべきではありません。

https://gigazine.net/news/20200331-cats-coronavirus-report-suggests/

麻布大学 ヒトと動物の共生科学センター Center for Human and Animal Symbiosis Science

麻布大学では、文部科学省私立大学ブランディング事業にて「動物共生科学の創生による、ヒト健康社会の実現」(平成29年度ー32年度)が採択され、多くの成果を得、また高く評価されてきました。本研究センターはその後継として、麻布大学生物科学総合研究所に設置されたものです。これまでの高い研究力や多くの知見をさらに発展させ、ヒトと動物の共生を進め、両者の互恵的健康支援を進めてまいります。